KINCHOから販売されている「蚊がいなくなるスプレー」って知ってますか?
蚊を退治するのに非常に効果の高い殺虫スプレーで、印象の強いCMなどから知名度も抜群に高い商品です。
夏になると蚊に悩まされるという方も多いと思いますが、家の中に侵入してきた蚊に対しては、この「蚊がいなくなるスプレー」を使用するだけで、寝ている間に蚊に刺されてしまうことは無くなると言っても過言ではありません。
というわけで今回は、最強の蚊対策グッズ「蚊がいなくなるスプレー」の絶対的な効果や人体への影響を紐解いていきたいと思います。
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蚊がいなくなるスプレーとは?
蚊がいなくなるスプレーとは「キンチョール」「虫コナーズ」などで知られるKINCHOが販売している、非常に人気の高い商品です。
スプレーとは言っても、通常のキンチョールなどと比較すると1/3以下の大きさで、持ち運びにも適しています。
しかし、持ち運んで蚊の多い屋外で使用するというタイプの虫よけスプレーではなく、ある程度の閉め切られた空間にいる蚊に対して高価を発揮するタイプの商品です。
(この動画は0:53で見れます)
蚊は宙を飛んでいる時間よりも壁や天井に止まっていることの方が多いらしく、それを先回りして壁や天井に殺虫成分を撒いて先回りをするという仕組みです。
もちろん直接スプレーをしても死滅させることは可能ですが、寝室の中などで使用するなど「ある一定の空間に侵入してきた蚊対策として極めて有効なスプレー」という感じですね。
蚊がいなくなるスプレーの効果について
蚊がいなくなるスプレーのメリット
24時間効果が持続(種類による)
持ち運びが自由自在なコンパクトサイズ
蚊に対する殺傷能力とヒトにとっての高い安全性を両立
火や電気を使わない
簡単に「蚊がいなくなるスプレーのメリット」を私が思う部分で4点挙げてみました。蚊に対する効果の高さと、ヒトに対しての安全性についてはあとで詳しく掘り下げていきます。
まず効果の持続に関しては、蚊がいなくなるスプレーの中でも数種類のラインナップがあり、物によっては12時間だったりもしますが「個人的には12時間でも問題ないんじゃない?」と思っています。
部屋にいて刺されるのは寝ている間が最も多いような気もしますし、そんなに気になるなら1日2回使用すればいいわけですから。
あとは火や電気を使用しないというのも、大きなメリットと言えるでしょう。蚊取り線香などは使用したままの外出はおろか、お風呂に入る事さえ許されないですから、火事の心配がないというのは安心できる要素ですね。
また、私の家には玄関にコンセントがないので、玄関での使用でも重宝しています。
蚊に対して抜群の殺傷能力・効果を発揮
本製品の人気の理由は、蚊に対する効果の高さがハンパ無いということです。
本製品を使用するまでは、キンチョールなどの方が大容量ですし「何だかんだ言って、直接スプレーを噴射した方が効くでしょ?」と思っていました。
しかし、それが大きな勘違いであることに気付くのには、そんなに時間は必要ないでしょう。
私はとにかく虫が嫌いなので、石橋を叩いてあれこれ蚊対策を講じていますが、ぶっちゃけ「蚊がいなくなるスプレーさえあれば、部屋で寝ている時に蚊に刺されるということはなくなるんじゃない?」と思うほどの効果の高さを感じています。
私の部屋は白を基調とした家具が多いのですが、朝起きると虫の死骸が多数転がっているので、1度使用してみればその効果の高さが実感できるはず。
それにキンチョールなどと違って「視認できない個体にも高い効果を発揮する」というのも大きなメリットです。
蚊がいなくなるスプレーの危険性について
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蚊がいなくなるスプレーのデメリット
閉鎖された空間以外では使いにくい
飼っているペットの種類によっては注意が必要
前項では「蚊がいなくなるスプレーのメリット」について良い部分ばかりを書いてきましたが、中には「そんなに殺虫効果が高いなら、少なからず人体にも影響があるんじゃないの?」という不安を抱えている人もいるのではないでしょうか。
安全性については、あとで赤ちゃんやペットなどへの影響と照らし合わせて考えていくとして、とりあえずここでは「蚊がいなくなるスプレーのデメリット」について考えていきたいと思います。
デメリットは「閉鎖された空間以外の場所で使いにくいこと」「飼っているペットの種類によっては、部屋で使用できないこと」の2点くらいですね。
本製品は「殺虫成分を撒き散らして、壁や天井などに張り付いた殺虫成分でそこに止まった蚊を死滅させる」というタイプなので、アウトドアなど屋外での使用には不向きです。
あとは熱帯魚、爬虫類、両生類、昆虫類などを飼っている家庭でも使用は控えた方がいいでしょう(理由は後述しています)。
赤ちゃんやペットには影響がある?
蚊がいなくなるスプレーに使用されているのは、蚊取り線香などでも使用されている殺虫成分と同じ「ピレスロイド系の殺虫成分」です。
これはヒトを始めとする恒温動物にとっては極めて害の少ない神経毒で、多くの殺虫スプレーで使用されている成分となっています。
私は医者でもなければプロの化学者でもありませんが、色んな製薬会社のホームページなどを見たところ「人体への影響もゼロではないにしても、そこまで神経質になる必要もないのではないか」と感じました。
このピレスロイド系の殺虫成分を使用している各メーカーの公式ホームページでも、よくある質問のコーナーで必ずと言っていいほど「赤ちゃんやペットに悪影響はありませんか?」という質問が取り上げられていますが、気になるような表現をしているメーカーは1つもありません。
影響があるかないかと聞かれれば「赤ちゃんや犬・猫・鳥などに対する影響は、限りなく低いものである」と言えるでしょう。
参考蚊取り線香は赤ちゃんや犬・猫・鳥などのペットがいても大丈夫!?ピレスロイドの安全性に迫ってみた
爬虫類、両生類、昆虫類には注意が必要
勘のいい人は気付いたかと思いますが「赤ちゃん・犬・猫・鳥は大丈夫!」と言われてしまうと、不安になってしまう動物もいますよね?
「じゃあウサギは?」とか「じゃあハムスターは?」とか。熱帯魚を飼っているという人も多いでしょう。結論から言うと「恒温動物はOKだけど、魚類・爬虫類・両生類・昆虫類には影響がある」ようです。
実際にこれについては、商品裏などの注意書きを見ると「観賞魚などの水槽のある部屋では使用しないこと」と明記されています。
理由としては「恒温動物にあって、変温動物には無い酵素がある」みたいなことだと思っていますが、詳しくは不明。ググってみましたが、信頼に足る情報は得られませんでした。
とりあえず「魚類・爬虫類・両生類・昆虫類などがいる空間では使用しない方がいい」とだけ、頭に入れておくといいでしょう。
蚊がいなくなるスプレーPROとの違い
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殺虫成分の違い
蚊がいなくなるスプレー 蚊取り 24時間持続 365日分 無香料 (防除用医薬部外品)
蚊がいなくなるスプレーの中には、ローズの香りが付けられているものがあったり、効果が12時間の物や24時間効果が期待できるものなど複数のラインナップがありますが、その中の1つに「蚊がいなくなるスプレーPRO」という商品があります。
これ、普通に考えたら「悟空とスーパーサイヤ人悟空」みたいな感じだと思うじゃないですか?恐らく多くの人が「とりあえずPRO買っておけば間違いないんじゃない?」って思うんじゃないかと思いますが、これは大きな間違いです。
こちらが「蚊がいなくなるスプレーPRO」の裏面に記載されている情報です。
有効成分に注目してみると「メトフルトリン:13.3w/v%」と書かれています。そして、その下の効能を見てみると「蚊成虫の駆除」と書かれていますね。
一方コチラはPROじゃなくて通常の「蚊がいなくなるスプレー」の裏面です。
有効成分がPROとは違い「トランスフルトリン:16.7w/v%」となっていますし、効能についても「蚊成虫及びハエ成虫の駆除」となっています。
私はこれを見て「ノーマルverの方がハエにも効くし、どっちかって言ったらこっちがPROなんじゃね?」って思いましたけど、みなさんはどうですか?
メトフルトリンとトランスフルトリンの違い
メトフルトリンもトランスフルトリンも、どちらもピレスロイド系の殺虫成分です。
効果の持続時間に注目してみるとメトフルトリンの方が効果が持続するため、PROは24時間の効果が期待できるのに対し、ノーマルverは12時間の効果にとどまっています。
そして、蚊に対する効果だけを見ればメトフルトリンの方が高い殺傷能力を持っているため「蚊に対してのプロ=蚊がいなくなるスプレーPRO」という見解でいいでしょう。
対してトランスフルトリンは「蚊だけでなく、コバエなどの色んな害虫に効果が期待できる」と言っても良さそうです。
実際にはノーマルverも蚊に対して非常に高い効果を持っていますし、PROだからといってコバエに効かないということはないでしょうが、蚊対策に特化したスプレーをお求めの方はPRO、コバエなどにも使えるスプレーをお求めの方はノーマルverを用意するのをおすすめします。
まとめ
「蚊がいなくなるスプレー」は、蚊対策として超優秀なアイテムである
赤ちゃん・犬・猫・鳥などの恒温動物に対する悪影響は非常に小さい
魚類・爬虫類・両生類・昆虫類のいる部屋では使用しないこと
これまでに様々な殺虫剤(虫ケア用品)、虫よけグッズを使用してきましたが、部屋に侵入してきた蚊対策としては抜群の効果を持っているのが「蚊がいなくなるスプレー」だと思います。
これを使用してからというもの、枕元で蚊の飛ぶ音に悩まされるということが一切なくなったので、寝ている間に蚊に刺されるのが嫌だという人はぜひ使用してみてはいかがでしょうか。
蚊がいなくなるスプレー 蚊取り 12時間持続 200日分 無香料 (防除用医薬部外品)