夏になると、どっからともなく湧いてきて、私たちの快適な生活を邪魔してくるがそう!「コバエ」です。
別に刺されるわけではないのですが、食べ物に群がったり顔に近付いてきたりと、とにかく不快ですよね。
そこで今回は、コバエのいない快適な生活を守るためにも「コバエがどこからやってくるのか」その発生源を突き止め、コバエを殲滅する方法について書いていきたいと思います。
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Contents
コバエはどこからやってくるの?
- 小さな隙間から侵入してくる
- スーパーの食材などを通して侵入してくる
新築のお家を想像していただけたらお分かりになるように、どんなお家も最初からコバエに悩まされるなんてことはありません。
では、コバエはどこからやってくるのでしょうか。その答えは上記の赤枠に示した2項目が全てと言っても過言ではないでしょう。
大量発生している場合というのは、上記のいずれかの方法で家に侵入してきた個体が、どこかで反証に成功してしまったケースだと予想されます。
では、コバエの侵入源について詳しくみていきましょう。
小さな隙間から侵入してくる
まずは「小さな隙間から侵入してくるパターン」です。夏場は窓から入ってくる風が気持ち良くて、窓を開けているというご家庭も多いと思います。コバエたちは、その網戸の隙間を見つけて侵入してくることがあるんです。
多いのは「網戸が経年劣化によって傷んでいて、網戸自体の隙間が広がってしまっている」というものですが、コバエの種類や網戸の格子の大きさによっては、そのまま侵入してくることも十分に考えられます。
あとは換気扇やエアコンの室外機などを通じて入ってくるパターンですね。これらは空気の流れを発生させるため、稼働しているときは虫たちが侵入してくることはないのですが、機械が停まっているときにコバエの侵入源となっていることがあります。
そのため、キッチンなどで「コバエを誘い出して駆除するタイプのコバエ対策」をしている場合は、それが逆にマイナス効果に繋がってしまうことも。
多くはニオイでコバエをおびき寄せて、そこから薬剤に落としたりするものが多いのですが、それを換気扇の近くに置くことで、排気口から漂ったニオイで外のコバエをおびき寄せてしまう可能性があります。
よくコバエ対策を探していると「めんつゆトラップ」が最たる例として挙げられていますが、状況によってはマイナス効果となってしまう恐れがあるので注意しましょう。
参考コバエホイホイを買う前に読め!コバエホイホイの究極のデメリット
スーパーの食材などを通して侵入してくる
そしてもう1つの大きな侵入源は「スーパーの食材などを通して侵入してくるパターン」です。
なにもコバエの成虫が「このまま食材に隠れてやりすごし、こいつの家に行って仲間を増やしまくってやるぜ!」と目論んでいるというわけでなく、食材に産みつけられていたコバエの卵が孵化してしまうことが多いんです。
玉ねぎやじゃがいもなどは複数をまとめて購入することが多く、同時に何個も購入すれば中に1個くらい傷んでいるものが混じっている可能性もあります。
そのような傷んだ食材に既に卵が産みつけられていて、数日たってから孵化するというケースも考えられるので、常温保存の野菜・果物はしっかりとチェックしましょう。
コバエの発生源
三角コーナー&ゴミ箱
コバエが大量発生している場所で最も多いのは三角コーナーかゴミ箱です。この両者に共通しているのは、どちらも生ごみがあって劣悪な環境になりやすいということが挙げられます。
私たちにとって快適な環境というのは、多くがコバエなどの虫たちにとってはあまり好ましいものではないことが多く、コバエは私たちにとって不衛生なものを好む傾向が強いです。
そのため、水分を多く含んだ生ごみはコバエたちにとって最高の繁殖場所となるんですね。
ちなみにコバエを発生させない有効策としては「三角コーナーそのものを使わない」「ゴミ箱は密閉できるものを使用したうえで殺虫剤を使う」「熱湯をかける」という対策が最も有効です。
殺虫剤を使う理由としては、せっかく密閉できるゴミ箱を使って外部からの侵入を食い止めたとしても、既に捨てた食材に卵が産みつけられていた場合はゴミ箱の中で繁殖してしまうので、それを防ぐためです。
ゴミ出し用の大きなゴミ袋を使用する場合は、ゴミ箱そのものをお家の外に出すというのも効果的ですよ。
排水口
意外と盲点なのが排水口です。
キッチンなんかだと排水ネットを使用して、排水管の奥にコバエが入っていけないようになっているという場合も多いと思いますが、洗面所やお風呂場の排水口がコバエたちの温床になっていることも考えられます。
ユニットバスであれば「浴槽内は毎日しっかりと綺麗に掃除をする」という人でも、エプロン(浴槽の側面はカパッと外れるようになってるのですが、それのことです)の中までは掃除していないでしょう。
エプロン内は湿気がこもりやすいですから、もしかするとコバエたちの発生源となってしまっているかも。
あとは同様に洗面所の排水口なんかも要注意です。コバエの中には排水口の汚れ、いわゆる「ぬめり」を好む個体がいるんですね。
ぬめりは油汚れや皮脂汚れなどの不衛生なものが原因となっているイメージが強いですが、意外と石鹸カスや洗剤などが原因になっているケースも多く、目に見えない部分で増殖しています。
これはこまめに殺菌消毒してやるのが理想で、配管洗浄などで簡単に対策できますから「最近、配管洗浄してないなー」という人はぜひやってみてください。
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常温保存の野菜や果物
感の良い人ならお気づきかもしれませんが、スーパーで売られている食材が侵入経路になっているのであれば、お家の中に置いてある常温保存の野菜や果物が危なくないわけがありません。
多いのは「玉ねぎ」「じゃがいも」「バナナ」あたりでしょう。特にバナナに関しては「腐りかけが一番おいしい!」など、我が家の母親みたいな事を言う人もいるのではないでしょうか。
コバエの多くはニオイに引き寄せられてきます。そのため、バナナのように熟すと豊潤な香りを放つようなものは非常に危険です。
なるべく冷蔵庫で保管するようにしたり、食材が傷んでしまうのも早い夏本番であれば「毎日、傷んでないかどうかを確認する」くらいのことをするように心掛けましょう。
動物やペットの糞、観葉植物など
犬・猫はもちろんですが、ウサギやハムスターなどの小動物を飼っている人、あとはカブトムシやクワガタなどの昆虫類を飼っている人は、そのペットたちの住居や糞がコバエの発生源となっている可能性があります。
これはコバエがペットの糞に卵を産み付けることが多いことによるものですが、カブトムシなどの昆虫類であれば乾燥に弱かったりもするので、霧吹きを使用することもあるでしょう。
これらがコバエにとっても、最適な環境を作り出している原因になっていたりもします。
言うまでもなく、対策はこまめな手入れですね。糞は放置しないようにすぐさま捨てるようにし、土やおがくずを使用しているのであれば、それらもこまめに交換することが最善の対策となるでしょう。
あとは観葉植物などが発生源となっているケースも少なくありません。培養土、腐葉土などにはくれぐれもご注意を。
まとめ
- コバエは「外からの直接侵入」「食材を通しての間接侵入」によって、お家の中に入ってくる
- コバエの発生源は「生ごみのある場所」「排水口」「常温保存の食材」など
- 入ってくるのを完全に防ぐことは難しいが、大量発生させないことは十分に可能
虫嫌いな人の多くは「コバエは1匹たりとも発生させたくない!」と考えるでしょうが、1番大事なのは「家の中でコバエを発生させないこと」です。
今回ご紹介した方法を使えば、お家の中でコバエが発生することは無くなると思います。
ぜひ、しっかりとコバエ対策をして、快適な毎日をお過ごしください。