風呂場のコバエにお悩みのあなたへ!浴室に発生するコバエの原因と対策

コバエの発生源として、最も多いのは「台所の生ごみ」です。

最近は三角コーナーなども設置していないご家庭が増えているようにも思いますが、生ごみには人一倍気を遣っているのに、なぜかコバエが発生して困っているという人も少なくありません。

その人たちの中には、お風呂場(浴室)がコバエの発生源になっているという人もいるでしょう。「なんで食べ物もないのに!?」って思いますよね。でも、お風呂でコバエが発生してしまうことは、意外と多いんです。

そこで今回は「お風呂場(浴室)に発生するコバエの原因と対策」について、ご紹介したいと思います。

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目次

お風呂場で発生するコバエとは?

お風呂場に発生するコバエというのは、実は台所で発生するコバエとは種類が異なることが多いです。

人間にもヒルズ族みたいに優雅な暮らしをしている人もいれば、私のようにボロアパートで生活している人もいるわけで…。

「人間たちのおこぼれをいただこう!」と考えるコバエがいる一方で、慎ましくと言ったら語弊がありますが「配管の中にある雑菌とかを食べて生きよう」と考えるコバエもいるのです。

そして、お風呂場で発生しているのは後者のコバエ、名称で言うなれば「チョウバエ」である可能性が高いです。チョウバエという名前にもあるように、蝶々っぽい見た目をしたコバエで、遠目に見ると逆ハート型をしています。

あえてこのページには画像は貼りませんので、気になる方は以下のリンク(当ブログでコバエの種類について解説した記事)をご覧ください。

 

お風呂場にコバエが発生してしまう原因

換気扇から侵入してきた場合

チョウバエは、コバエの中でも比較的体長が大きい部類で、網戸の隙間から侵入してくるということは考えにくいです(もちろん網戸に破損などがあれば別ですが…)。

多くは換気扇などから侵入してきたとみるのが自然でしょう。特に「お家の換気扇近くの外をドブ川が流れている」などの状況であれば、雨が降ったりしたのを機にお風呂場に迷い込んできた可能性があります。

 

洗面排水で繁殖している場合

私の住んでいるアパートの浴室は上記画像のようなタイプで、お風呂場に洗面台が設けられているタイプとなっています。

普通、排水口には下水から虫や臭気が上がってくるのを防ぐために「臭気トラップ」と呼ばれるもの(くるんとなっているやつ)が設けられているので、中の水が蒸発してしまったとか、配管から水が漏れているとかがない限りは、外部からコバエが侵入してくることが考えにくいです。

ただし、中には「ここの洗面所は滅多に使わない」という人もいるのではないかと思います。

そういう人の場合であれば、コバエにとって住みやすい環境になっている可能性があるので、定期的に配管洗浄をしていると自信をもって言えない場合には注意が必要です。

 

浴槽エプロン内で繁殖している場合

意外と知られていないのかもしれませんが、ユニットバスの側面は外れるようになっていて、湿気の非常にこもりやすい空間となっています

この空間は、お風呂の循環金具(追い炊きをしたときに温かいお湯がでてくるところ)などのメンテナンスに必要な空間となっており、昔ながらのタイル風呂や、小窓が設けられているだけのユニットバスでは外れないこともありますが、最近のユニットバスの多くは持ち上げて簡単に外せるものが多いです。

ここはカビの温床になっていることも多く、ぬめりなどの雑菌も多く存在することから、チョウバエにとっては最高の繁殖場所になっているのかもしれません。

「私ですらそこが外れるって知らなかったのに、どうやってコバエが侵入するの?」と思うかもしれませんが、浴槽にお水を張っていなかったときに排水部分から侵入したと考えるべきでしょう。

 

お風呂場のコバエを退治する前に

まずは飛び回っているコバエの駆除よりも先に、繁殖場所の特定と除去が先決です。

チョウバエは他のコバエと比べて繁殖サイクルが長い傾向にありますが、それでも「既に産み付けられている卵が孵ってしまう可能性」は排除したいので、まずは浴室全体の掃除に取り掛かりましょう。

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シャンプーボトル等の裏側

意外と盲点なのが、シャンプーボトルなどの裏側です。

石鹸置きなど定位置が決まっていて、そこから滅多に動かしたりしないという物の裏側には、ぬめりが付いていることも多いですよね?そういう場所にコバエの卵が産みつけられていることが多いです。

チョウバエは熱湯で駆除できるので、給湯器の温度を最高まで上げれば70℃くらいにはなるでしょうから、それを浴室全体にかけるというのも1つだと思います。

よく「氷を置いて、チョウバエを駆除する」という方法も案内されていますが、個人的にはそのような温度変化は一時的なものだと思っていますし、実際にやってみると分かるように非効率的です(ただし卵には有効)。

それよりなら、熱湯を浴室全体にかけまくってから後で冷水をかけておくという単純な作業だけでも、チョウバエの駆除とカビの防止が同時に行えますので、氷を置いて放置するよりはコチラの方がオススメ。

 

排水口、排水管内の清掃

ここはキッチンの排水口と同じやり方で問題ありません。配管洗浄剤で漬け置きしてもいいですし、必要に応じてブラシなどで直接こすってやるといいです。

使用する配管洗浄剤は何でも結構ですが、普段からあまり定期的に掃除をしていないという人の場合は、頑固な汚れとなっている場合があるので、そういう人には業務用の洗浄剤をオススメします。

私は配管の詰まり等を解消するために、仕事でお客さんのお家にお邪魔することがありますが、シャンプー詰め替え容器の切れ端などが詰まっている場合はワイヤーなどで取り除くものの、それ以外の頑固な汚れやヘドロ程度であれば「ピーピースルーF」を使っています。

 

エプロン内の清掃

エプロン内の清掃方法について分かりやすい動画(6:49)があったのでシェアします。

カビ汚れなどがあって閲覧注意とありますが、個人的には全然綺麗だと思ったので、食事中以外であれば問題なく見れるでしょう。

エプロンの取り外しに成功すれば、あとは空間を広々と使ってスプレーなどを使用しながら掃除に取り掛かることができます。

 

お風呂場のコバエを退治する

それでは発生源を潰した後は、いよいよ残党狩りです。

個人的に最も効果が高いと考えているのは、市販されている殺虫剤による駆除になります。しっかりと清掃し、熱湯をかけたうえで殺虫剤を使えば、もはや完璧と言っていいでしょう。

チョウバエのサイズは他のコバエたちよりも大きく、目で見てもどこにいるかハッキリと分かるサイズなので、残党の数が少なければスプレーでしらみつぶしにしていく方法もアリです。

私はそれが面倒なので、バルサンを焚くのが手っ取り早いと思っていますが。

 

まとめ

お風呂場の排水口やエプロンの内側で、コバエが大量発生している可能性が高い

徹底掃除してコバエを住みにくくしてから、一斉駆除するのがオススメ

お風呂場に発生したコバエは、キッチンなどど違ってガンガン熱湯をかけたり殺虫剤を振りまいたりできるので、そこまで駆除は難しくありません。

ただし、キッチンのように目に見える場所で発生しているということが少ないので、意外と発生原因に気付きにくいという厄介な側面も持っています。

ぜひ今回ご紹介した「お風呂場でのコバエ対策」を実施して、快適な生活を手に入れるとともに、今後もうお風呂場でコバエを発生させないように努めてみてください。

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