コバエホイホイを買う前に読め!コバエホイホイの究極のデメリット

Amazonや楽天などの通販サイトで「コバエ 対策」と入れて検索すると、かなり上位にアース製薬から販売されている「コバエがホイホイ」という商品が出てきます。

レビューの評価(星の数)はさておき、非常に売れていてベストセラーになっている商品なので、多くの人が「色々種類があって分からないから、とりあえず売れてるみたいだし、これを買ってみよう」となるような立ち位置の製品だと言えるでしょう。

しかし、それは待ってください。

このページでは「コバエがホイホイ」を始めとするコバエホイホイ系のアイテムを使うことのメリット、そして驚愕のデメリットについて解説していきます。

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目次

コバエがホイホイとは?

コバエがホイホイとは、殺虫成分を含むゼリーでコバエをおびき寄せて、そこに触れたコバエを死滅させるというタイプのコバエ対策グッズです。

同じアース製薬から出ている「ゴキブリホイホイ」のイメージが強く、こちらが非常に優秀なアイテムということで人気を博しているので、ユーザーが「コバエホイホイ」で検索して辿り着くというパターンが多いのかもしれません。

Amazonでもぶっちぎりのレビュー数を誇っており、中には「効いた!コバエが取れまくって助かる!」という高評価がある一方で、中には「全然効かない、買って損した」という低評価もあるというのが現状です。

実はこれには、ちょっと調べたら簡単に分かるある理由があるからなんです。

 

コバエホイホイ系のアイテムの特徴

有効な種類とそうでない種類がいる

あまり「コバエがホイホイ」を特定でディスる(悪口を言う)のもアレなので、ここではコバエホイホイ系のアイテムとしていきます。

コバエホイホイ系のアイテムというのは、いわゆるニオイでコバエを引き寄せて、近付いたり触れたりした個体を死滅させるアイテムのことです。よく「コバエ 対策」でググると出てくる『めんつゆトラップ』もこの手のアイテムと言えるでしょう。

実はこれには有効な種類のコバエと、効かない種類のコバエがいます。簡単に言えば「ニオイでおびき寄せられるものと、そうでないものがいる」ということです。

 

基本的に効果が期待できるのはショウジョウバエ

上記画像は「コバエがホイホイ」の裏面に記載されている使用方法と商品説明です(コバエがホイホイをディスらないって言っておいてアレだけど)。

対象害虫の欄にショウジョウバエなどのコバエと記載されています。個人的には「この書き方はちょっとずるいなぁ」と思うんですよね。例えば「コーラなどのペットボトル飲料」という書き方をされて、どこまでをコーラなどのペットボトル飲料と捉えるかって話です。

私はファンタや三ツ矢サイダーなんかもこの範疇のペットボトル飲料だと捉えましたが、それを「コーラなどというのは、ノーマルかゼロかって話であって、ぎりぎりペプシを含むかどうか」というニュアンスで書いてると主張されるようなもんだと思ってください。

当然ながらファンタや三ツ矢サイダーはこの範疇ではありません。そしてショウジョウバエなどのコバエというのは、コバエの中のショウジョウバエとして捉えた方が無難です。

ちなみに日本でよく見られるコバエには4種類いると言われているので、あなたの家に発生したコバエがショウジョウバエでなければコバエホイホイ系のアイテムは使えない可能性が高いでしょう。

 

コバエがホイホイのメリットについて

ショウジョウバエについては高い効果を発揮する

ショウジョウバエというのはコバエの一種で、主に台所周辺を活動拠点にしている個体です。見た目的には色が薄くて赤い目をしているのが特徴的で、生ごみとか腐った果物なんかを好む傾向にあります。

このショウジョウバエの厄介な部分というのは、繁殖サイクルの圧倒的スピードであり、生まれた二週間後にはお婆ちゃん世代になるという、凄まじいくらいの生き急ぎ方なんです。

なので、発生源を断ったうえで現存する個体を駆除するというのを同時に行うことが重要なのですが、発生源を断ってしまうことで残党狩りが非常に厳しくなってしまいます。

そんなときにコバエホイホイ系アイテムは非常に便利で、残党狩りとしては非常にベストなアイテムと言えるでしょう。

 

誰でも手軽に使用・購入できる

ショウジョウバエが発生するのは台所周りであることが多いため、多くのご家庭で食器や食材などが数多く置かれていることと思います。そんな場所で殺虫剤を振りまくなんて行為は、できることなら避けたいですよね?

そんな人でも安心して使用できるのが、コバエホイホイ系の最大とも言えるメリットです。めんつゆトラップなんて、もともとが「めんつゆと洗剤」ですし。

どこのホームセンターやドラッグストアに行っても間違いなく置いていますし、置いておけばあとは勝手に駆除してくれるという手軽さも人気の要素となっています。

 

コバエホイホイ系のデメリットについて

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効果が限定的

これが最大のデメリットだと思うのですが、ショウジョウバエにしか効果が見込めないという守備範囲の狭さが最大のデメリットと言えるのではないでしょうか。

例えば、お風呂場や洗面所などの排水口から発生することが多いチョウバエという種類には一切の効果が期待できません。そんなの虫が嫌いな一般人からしたら「知らねーよ案件」なわけです。

本来であれば「チョウバエホイホイ」っていうネーミングにするのが親切だとは思いますが、やはりメーカーも背に腹は代えられんということなんでしょう。

 

人間にとってイイ香りであるとは限らない

例えばキッチンにコバエホイホイ系のアイテムを設置しておくと、キッチン周辺にいるショウジョウバエたちはニオイにおびき寄せられて集まってくるわけですけど、このニオイが強ければ強いほど効果が見込めるということになります。

で、そのニオイがどういうものかと言うと…。イイ香りなわけがないんですよね。だって生ごみに群がるような連中を集めるニオイですよ?多くの人は好きになれないニオイだと思います。

そしてこのニオイが弱いと効果が薄く、ニオイが強いと効果が高いというジレンマ。同じコバエホイホイ系のアイテムの中にも、ニオイが強烈なものとそうでないものがあるので、ニオイに敏感な人は悩んでしまうでしょう。

 

誘引することのリスク

例えば、ゴキブリホイホイを玄関に置くとするじゃないですか?ここに引っ掛かったゴキブリって家の中にいたものと外から侵入してきたもの、どちらの可能性が高いと思いますか?

誘引剤というのは、一般的な虫よけで使われる忌避効果を持っておらず、むしろおびき寄せることによって進化を発揮するアイテムです。

それをキッチンに設置していたとして、そのニオイがレンジフードや換気扇を通じて、外のコバエをおびき寄せないとは断言できないでしょう。

既に発生してしまったショウジョウバエを全滅させるのには適している一面を持っているものの、予防という意味ではむしろ逆効果になってしまう可能性もあるということを覚えておいてください。

 

まとめ

コバエホイホイ系のアイテムはショウジョウバエに有効

ショウジョウバエが大量発生してしまった時の1つの手段として有効

以上が本記事の結論になります。

コバエホイホイが効く・効かないというのは、そもそも適切な使い方をしていないユーザーが多いとも取れますし、逆に言ったらそれを分かりづらくしている商品であることも否定できないでしょう。

世の中には「コバエの種類を問わず、全ての種類に効きます!」と謳っている商品もあるので、個人的にはそちらのコバエ対策グッズを使った方が効果が期待できると思っています。

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