梅雨~夏にかけて、自然界では虫が大量発生しています。
中でも蚊、クモ、ハチ、コバエあたりはこの時期から一気に目にする機会が増えると言っても過言ではありません。
虫嫌いにとっては、どれも頭を悩ませるほどの存在ではあるのですが、中でも「コバエ」に関しては繁殖能力が非常に高く、お家の中で大量発生に繋がってしまうことも。
そこで今回は「家でコバエが大量発生してしまう原因と対策について」簡単に書いていきたいと思います。
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Contents
コバエが大量発生する原因
たまたま多くの個体が侵入してきたパターン
これはあまり考えにくい線ではあるのですが、ないわけではありません。
例えば、元々コバエが非常に多い地域に住んでいる場合だと、雨が降ったりするだけでお家の中に多くのコバエが侵入してきてしまうことがあります。
これは一時的なものであるものの、お家の中に侵入してきた個体に出産前のメスがいたら、そこから爆発的に増えてしまう可能性があるので注意が必要です。
お家の中のどこかで繁殖しているパターン
お家でコバエが大量発生している原因のほとんどがコチラです。
前項で紹介した「雨が降って、避難してきたコバエの中にメスがいた」とか「たまたま外から入ってきた個体にメスがいた」というパターンから、お家の中で繁殖に最適な場所を見つけた場合です。
コバエの種類によって、卵を産み付ける場所に若干の違いはありますが、大体多いのが以下の4点。
- ゴミ関連
- 傷んでしまった果物や野菜
- 汚れた排水口
- ペットや観葉植物周辺
基本的には不衛生にしていたり、だらしない生活をしている場合に大量発生することが多く、逆に「生ごみ等は出た都度捨てている」「配管は定期的に洗浄している」などのきちんとしたお家であれば、個体の侵入は許したとしても、そのあとの大量発生には繋がらないことが多いです。
注意したいのはペット関連ですね。犬・猫であれば糞に卵を産み付けるタイプのコバエがいますし、小さいお子さんがいるご家庭では、夏になると子供がカブトムシやクワガタを欲しがるという家庭も多いのではないでしょうか。
昆虫類については、多くが乾燥させないようにしなければならないため、コバエたちにとっても住みやすい環境になっていることが多いですから、絶対に注意しなければなりません。
繁殖を許してしまうと増殖の道を辿るのみ
よく研究実験なんかでは、マウスを用いられたりするじゃないですか?実はコバエも研究実験で好んで使われる個体の1つなのですが、なんでだかお分かりでしょうか?
それは「世代交代がメチャクチャ早いから」です。コバエに少子高齢化はありません。
仮に1回の出産だったとしても、コバエの多くは1度に数十個の卵を産み、2週間もすれば初出産したばかりのコバエがもうおばあちゃんになってしまうほどの繁殖スピードです。
産まれた個体は4日とかその程度で出産が可能になるって言うんですから、これは何としてでも繁殖させないことに全力を尽くさなければならないでしょう。
ただし、中には運悪く繁殖されてしまう場合もありますよね。既に大量発生しているのに「繁殖させないようにしてください」じゃ改善に繋がらないので、以下では「大量発生したコバエの退治方法」について書いていきます。
コバエが大量発生した際の対策
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発生原因を食い止め、その根源を断つ
コバエが発生してしまった場合と言っても、やることは至ってシンプルです。それは「発生した原因を潰してから、生き残りを駆除する」ということになります。
この順番を間違ってしまうと、駆除しても駆除しても終わりが見えないなんてことにもなりかねないので、まずは繁殖現場を潰すことに尽力しましょう。
上の方で、主に卵が産みつけられやすい場面として4つのケースを挙げましたが、ペットも観葉植物も置いていないお家であれば、十中八九が生ごみ関連だと思います。
その場合は、思い切ってゴミ箱を外に出してもいいでしょうし、生ごみは必ずビニールに入れて口を縛るとか、密閉できるゴミ箱にしまうようにするなど、心掛けてください。
現存している個体をすべて駆除する
発生原因(繁殖現場)を取り除いたら、あとは現存する個体を駆除すればOK。
ここもあまり悠長なことを言っていると、また次の世代が生まれてしまう可能性があるので、一気にやりましょう。
個人的にオススメなのは「殺虫剤」「電撃殺虫器」の2つを併用するパターンです。発生場所がキッチンだったり、ペットがいるご家庭では殺虫剤の類は使いにくいと思うので、その場合はアルコールスプレーなどで代用しても構いません。
ただしアルコールスプレーに関しては、目視できる個体に直接吹き付けることで効果が得られるカタチとなるので、殺虫剤を使用する場合と比較すると、明らかに手間となってしまうケースが多いです(しかもコバエの種類によっては、アルコールに若干耐性のあるものも存在します)。
電撃殺虫器は、光でおびき寄せるタイプなのでどんなご家庭でも安心して使用できるでしょう。費用対効果も非常に高く、ペットがいるご家庭でも安心して使用できるので、まだ持っていないという方はぜひ使ってみてください。
まとめ
- 大量発生の原因は、多くが家内で繁殖していることにある
- まずは発生源を突き止め、それを取り除く
- 発生源を取り除いたら、生き残りを駆除する
コバエが家の中に侵入してくる場合は、網戸の隙間から入ってくる場合もありますし、仮に窓を閉めていたとしても、換気扇やエアコンの室外機からなど侵入してくることも考えられます。
スーパーで買った食材に既に卵が付いていたというパターンもあり得るので、完全に防ぐことは難しいでしょう。問題は、その後で繁殖させないことが重要なんです。
コバエがいるだけでとにかく不快に感じてしまう人は多いでしょうし、なにかと視野に入ってくると鬱陶しくて仕方がないという人も多いはず。
ぜひしっかりとしたコバエ対策をして、快適な生活を取り戻してください。