一口にコバエと言っても、その種類は多種にわたります。
主に日本の家屋で見られるコバエは4種類で、その中には目が赤いという特徴を持ったコバエがいます。いわゆる「ショウジョウバエ」と呼ばれる種類のコバエですね。
今回は、その目が赤いコバエに焦点を当て、ショウジョウバエ対策について紹介したいと思います。
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ショウジョウバエとは?
不快感を示す方がいると思うので、ここには画像を掲載していませんが別記事「「コバエの種類がわからない!」じゃダメ!!コバエの種類を見分けて正しい対策を取ろう」」に画像は掲載しています。
体長2mm~3mm程度
目が赤い種が多い
キッチン周辺に発生しやすい
ショウジョウバエは、キッチン周辺やゴミ箱周辺でよく見られるコバエです。目が赤い種が多く、体調は2mm~3mmと非常に小さいのが特徴ですね。
繁殖期間が非常に短く、卵から孵って4日後には卵を産むため、悠長に構えている暇はありません。見つけたら直ちに対策を取ることが重要だと言えるでしょう。
他のコバエと比べてニオイに誘われやすいため、生ごみなどの腐敗臭はもちろん、調味料や食材のニオイなどに誘引されて飛び回る傾向が強いです。
ショウジョウバエに効果的な対策
生ごみなどの徹底管理
もし三角コーナーを使用している場合は、その中の生ごみに卵を産み付けられている可能性があります。
前項にも書いたように、ショウジョウバエは産まれて4日で卵を産み、その卵は10日ほどで孵ると言われているため、2週間もあれば赤ちゃんがおばあちゃんになるという驚異的な繁殖スピードです。
そのため、卵が産み付けられた可能性のある場所を徹底的に潰していくというのが、ショウジョウバエ対策をするうえで最も重要な第一歩と言えるでしょう。
ショウジョウバエの卵は熱に弱いため、50℃以上のお湯(できれば60℃以上のものがいいと思いますが)をかけたうえで、縛ったビニール袋などに密封してやるのが効果的です。
これなら卵が産みつけられていたとしても孵る心配がありませんし、万が一卵から孵ったとしても袋から脱出してくる恐れがありません。
参考コバエ駆除の第一歩!コバエの卵を見つけた時の正しい対処法とは?
常温保存の野菜、果物に要注意
じゃがいもや玉ねぎなど、時期に限らず常温保存するという野菜は少なくありませんが、それらが傷んでしまうとショウジョウバエにとって格好の繁殖場所となります。
特に注意したいのは、傷んでしまったバナナです。バナナは常温保存が基本ですし、多くの方は完熟させてから食べたいと考えるのではないでしょうか。
ウチの母親も昔から「勉強しなさい」の次には「バナナは腐りかけが1番美味しい」と言っていたので、あまりにも待ちすぎるとそれがコバエの大量発生に繋がってしまうことも。
飲み物の空き容器は意外な盲点
夏になると冷たい飲み物が美味しくなりますが、特に「毎晩、お風呂上がりの缶ビールが楽しみ」という人も少なくないと思います。
もし、そのビールが入っていた空き缶を洗っていないというご家庭は、注意が必要です。
空き缶には飲み残しがあるため、その発酵臭によってショウジョウバエをおびき寄せてしまいます。しかも、そこには適度な湿度とコバエにとってのエサが大量にあるという状況なんですよね。
住まいを清潔にすることがコバエ対策の重要項目ですが、こういう細かい部分もしっかりと対策することが重要です。
参考コバエが大量発生する盲点!缶やビン、ペットボトルも清潔に
最後に
赤い目のコバエはショウジョウバエである可能性が高い
ショウジョウバエはニオイに誘引される
ショウジョウバエは腐敗臭や発酵臭などのニオイに誘引されるという特徴を持っているため、ショウジョウバエが好むようなニオイの発生源を全て断つというのが、まずやるべき対策です。
特に常温保存している野菜や果物類は、1個ずつチェックしないと見抜くことは難しいように思うので、冷蔵庫で保管しようとまでは言いませんが、夏の暑い日は毎日簡単にチェックしてもいいかもしれませんね。