もしお家にゴキブリが出たら、多くの人は、腹をくくって「ゴキブリ退治」に乗り出すのではないかと思います。しかしこれは、あくまで奴らが生活スペースに侵入してきた場合の話です。
一方で「ゴキブリとは関わりたくない/お互い無関心でありたい」と考える人は非常に多く、虫嫌い・ゴキブリ嫌いにとっては「こっちの生活に関与してこなければ勝手にしてくれ」という考えの人が多いのではないでしょうか。
そんな人たちにとってありがたいのが「忌避効果」をもつアイテムです。
ゴキブリ退治というと、直接的な接近戦を強いられる殺虫スプレーだったり、あえておびき寄せる系のアイテムが非常に多いわけですが、最初から「ゴキブリを寄せ付けない」ということが可能なら、これに越したことはないですよね?
そこで今回は、ゴキブリを寄せ付けない効果があるアイテムについての特集です。
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ゴキブリを寄せ付けない為の基本
ゴキブリを寄せ付けてしまう要素を無くす
まずは基本的なところからになりますが、ゴキブリを寄せ付けない為には「ゴキブリを寄せ付けてしまう要素を無くす」ことから始めましょう。
ゴキブリが好む空間の特徴は、以下の通りです。
- 湿度が高く、ジメジメした場所
- 油汚れ、食べかす、髪の毛などが散乱しており、清潔ではない場所
- 暖かい場所
これ以外にもまだまだありますが、基本的には「水と食料が確保できて、寒くない場所」となります。
ゴキブリは水だけでも1ヶ月程度は生きられると言われており、とにかく何でも食べるので「キッチンの油汚れ、カーペットに落ちているお菓子の食べかすや髪の毛、洗っていない空き缶や空き瓶」があれば、それだけでゴキブリにとって絶好の住処になります。
まずはこのような「ゴキブリにとっての好条件」を潰すことが重要です。
ゴキブリが嫌いなもの、苦手なもので対抗する
ゴキブリにとっての好条件を潰したら、今度は「ゴキブリにとって苦手なもの」を用意しましょう。
一般的には「殺菌効果のあるもの、レモンやハッカなど一部の香り」などが代表格ですが、果たして本当にこれって効果があるんでしょうか。
私は仕事上、ゴキブリを見る機会が少なくないので、よく「これはゴキブリに効果があるのかな?」ということで実験したりします。
しかし、ハーブやレモンの香りがゴキブリを寄せ付けないという実感はほとんどありません。
世間的に言われている忌避効果については、ゴキブリの種類やサイズにもよりますし、そもそも「やらないよりは効果が期待できる」という程度の忌避効果である可能性もあります。
ゴキブリを寄せ付けないようにするためには、そのあたりの事実をしっかり確認し、正しい対処法を心掛けることが重要です。
ゴキブリに対して忌避効果を持つアイテム
ここからはゴキブリに対して忌避効果、寄せ付けない効果を持つと言われているアイテムをご紹介します。
- 塩
- ハーブ
- レモン
結論から言うと、これらに関してはほとんど効果が期待できません。
塩に関しては、魚市場などのジメジメした環境下でゴキブリを見ることがあまり無いということからも「ゴキブリは、塩分による脱水症状を嫌うのでは?」という見解が有力で、根拠もしっかりしているように思いました。
しかしながら、実際にこれを検証したYouTuberの方がいます。そして、ゴキブリが塩を避けるという行動は確認できませんでしたし、ハーブやレモンに関しても同様の結果が出ていました。
そして結論としては「何も置かないこと」ということで締めていたので、生活に身近なオーガニック成分でゴキブリを寄せ付けなくするというのは、非常に難しいのかなと思います。
ちなみに動画はこちらです。
大量のゴキブリが登場するので閲覧注意です。
そして動画を作ったありじゃむ氏は、この企画の第二弾ということで「ハッカ油/唐辛子/ミント」についても検証してくれていました。結果は以下の通りです。
- ミント:ぼちぼち
- 唐辛子:逆効果
- ハッカ油:効果あり
ハッカ油は明らかにゴキブリが避けていて、忌避効果としては抜群の効果を発揮していました。
ゴキブリ以外に蟻や蚊などの虫にも効果があり、天然成分で値段も安価なので、多くの人に愛されているグッズと言っても過言ではないでしょう。
精製水で希釈してスプレーとして持っておけば、涼しさと虫よけを兼ね備えた便利グッズになるのでおすすめです。
最後に
ゴキブリを寄せ付けない方法としては、ハッカ油がおすすめです。
もちろん「ゴキブリにとって魅力的に映りにくい環境を作った上で」ということが重要ですが、玄関先にハッカ油を染み込ませたガーゼ等を置くだけでも効果が得られます。
興味のある方は、ぜひお試しください。