このページでは「ゴキブリの侵入経路と有効な対処法」についてまとめています。
この記事から分かることは以下の3点です。
ゴキブリが家に侵入するのを防ぐためにできること
主に考えられるゴキブリの侵入経路
侵入経路別の対処法
家にゴキブリが出て悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
スポンサーリンク
Contents
ゴキブリの侵入を100%防ぐのは不可能に近い
まずお話ししておかなければならないのが「ゴキブリが家に侵入してくるのを100%防ぐのは不可能に近い」という点です。
様々な対処法によって、ゴキブリが家に侵入してくる可能性を低くすることは可能ですが、もともとゴキブリの生息数が多い地域にお住いの方ですと、これをやれば確実にゴキブリの侵入を防げるという完璧な方法は恐らくありません。
このページでは「ゴキブリを寄せ付けない方法」を中心にご紹介します。
ゴキブリの侵入経路と対策法
玄関や窓からの直接的な侵入
ゴキブリに限らず、虫が家に侵入してくる際に1番の直接的な原因になっているのが「玄関・窓」です。
特に夏場は、玄関や窓を開放することで涼しさを感じているというご家庭も多いのではないでしょうか。
「窓は開けてるけど、網戸は開放していないから大丈夫!」という人もいるかと思います。確かに最近の住宅事情を見てみると、気密性は昔と比べて格段に高くなりました。
とは言ってもゴキブリは身体の構造的に狭い隙間をものともしない柔軟性を持っており、5mmほどの幅があれば問題なく侵入できると言われています。
もし少しでも気になるのであれば、すき間テープがおすすめです。
隙間をテープで埋めてやるという単純なものですが、これによって防虫効果はもちろん、冷暖房の効率を最大限にすることで光熱費の節約にもつながるでしょう。
ベランダ
ベランダに余計な物を置いているという場合は、それがゴキブリを始めとする様々な虫を呼び寄せている原因になっているかもしれません。
特に植物を置いていたり、一時的なゴミ置き場として利用しているという場合は特に注意しましょう。
空き缶や辛のペットボトルなどをろくに洗わず、そのまま軽く袋に入れてベランダに出しているという場合は、それが多くの虫たちをおびき寄せている可能性があります。
どうしてもベランダにゴミを保管しておきたい場合は、必ず密閉できる容器にしまうこと。空き缶や空き瓶などは、洗って綺麗にしてから密閉できる容器に保管しておくことが望ましいです。
エアコンの室外機周り
夏には重宝するエアコンですが、その構造上「ドレン」と呼ばれる汗を逃がすための配管が存在します。
ここを塞いでしまうと本来外に逃げるハズのドレンが外に逃げられず、エアコンの故障に繋がったり、家の中にドレンが上がってきてビショビショになってしまう可能性も。
塞ぐことができず、エアコンを通して家の中と外が繋がっているということで、エアコンは虫の侵入経路となっているケースも否定できません。
防止策としては「室外機の周りに来たゴキブリを駆除する」という方法がベストでしょう。
台所、お風呂場、洗面所などの水回り
水回りは排水管と接続されているので、排水管が外と繋がっている以上は虫たちの侵入経路の1つと言えます。
ただし、通常は排水管に流れた水が蓋をする(排水トラップと言います)ので、虫たちが泳いで侵入してくるということはほとんどありません。
警戒すべきは「引っ越し直後」などで、長期間住んでいた人がいなかった等の事情がある場合、排水トラップの水が蒸発してしまって虫が入り放題だったりするので注意しましょう。
ボイラー室、物置など外敵からの襲撃を避けられる空間
マンションなどの集合住宅にお住まいの方ですと、お家の玄関外の脇にボイラー室やちょっとした収納スペースがというケースも少なくないと思います。
ボイラーが設置されているのであれば、冬場も寒さを凌げる空間として絶好のスペースになりますし、何よりもゴキブリたちにとって「外にいるよりも外敵に狙われる危険性が低い」という多大なメリットがあります。
このように家から近い空間に巣を作られてしまうと、そこで増殖した後に食べ物を求めて家の中に侵入してくる可能性が高いので、ブラックキャップなどで対策するのがおすすめです。
最後に
物事には順序があるように、ゴキブリを殲滅するのにも正しい順序があります。
まずは侵入経路を潰し、その後で侵入済みの個体を駆除しなければ、次から次へと侵入してくる可能性があり、いたちごっこになってしまうでしょう。
怪しい部分、不安な部分がある場合は、ぜひ対処してみてください。